日本酒用に作られた足付きの酒盃(SAKE Vessel)です。
世界中で「美味しいお酒」として定着した日本酒ですが、日本酒を美味しく呑むための酒器に関しては、まだあまり浸透していないようです。
地域や人種を問わず、日本酒を違和感なくカジュアルに楽しんでほしいという思いから、ヨーロッパのゴブレット、景徳鎮の馬上杯、ペルシャの背の高いゴブレットなど古今東西の足付きの器をモチーフにデザインされています。
デザインによって、適したお酒や温度が変わります。
まずは、よく飲むお酒に合うものから試されてはいかがでしょうか?
「すぼみ」
香りを長く楽しみたい吟醸酒など。様々な温度のお酒向き
「ひらき」
繊細な味わいのお酒に。常温、燗向き。
「ほそみ」
微発泡酒や淡麗な味わいのお酒に。冷酒向き。
jiconの大きな特徴は、漂白されたような白さではなく「生成りの白」とも言うべき素材感やニュアンスを感じる白磁の色合いです。釉薬の撹拌をほとんど行わないことで、あえて器の表面に褐色の鉄粉やざらつきを感じる微粒子が残るようにしています。
これによりjiconの磁器に共通する、まろみがありどこか懐かしい肌合いが生まれます。
また、そのデザインには時代や洋の東西を問わぬ普遍性があり、どんな食材や料理も受け入れるおおらかさがあります。日本の食卓は世界に類を見ないほど多様な食材、調理方法が並ぶ多国籍な場。jikonの器が並ぶ場としてこれほどふさわしい場所もありません。
素朴でありながら良質でこだわりがある、長く大事に使っていきたいスタンダードさがjiconの器の大きな魅力です。
サイズ:[すぼみ(渕錆)]φ60×70mm
[ひらき(渕錆)]φ78×53mm
[ほそみ(渕錆)]φ58×73mm
〜・ブランド紹介・〜
「JICON 磁今」は2012年に今村製陶が手工業デザイナー大治将典を迎え立ち上げた磁器ブランド。
『今』に作る『磁器』を仏教用語の『爾今(じこん)(=今を生きる)』に重ね、さらに『今村家』が作る『磁器』という意味で名付けられました。
天草陶石を使った白磁の技術を活かした、日用の器を作り続けています。