置き場所を選ばない小さめサイズのフラワーベースです。
道端の花を一輪挿すだけで、そこに景色が生まれます。
白一色のシンプルな色味は植物の色を引き立て、淡い色や原色とも難なく調和。
ワントーンではありますが、器の形によって陰影が異なってくるので、光の当たり方で表情が変わり、釉薬の流れや磁器の素材感に意識を向けさせてくれます。
jiconの大きな特徴は、漂白されたような白さではなく「生成りの白」とも言うべき素材感やニュアンスを感じる白磁の色合いです。釉薬の撹拌をほとんど行わないことで、あえて器の表面に褐色の鉄粉やざらつきを感じる微粒子が残るようにしています。
これによりjiconの磁器に共通する、まろみがありどこか懐かしい肌合いが生まれます。
また、そのデザインには時代や洋の東西を問わぬ普遍性があり、どんな食材や料理も受け入れるおおらかさがあります。日本の食卓は世界に類を見ないほど多様な食材、調理方法が並ぶ多国籍な場。jikonの器が並ぶ場としてこれほどふさわしい場所もありません。
素朴でありながら良質でこだわりがある、長く大事に使っていきたいスタンダードさがjiconの器の大きな魅力です。
サイズ:[しのぎ]φ43×120mm
[瓶子]φ47×120mm
[四面取り]35×35×120mm
〜・ブランド紹介・〜
「JICON 磁今」は2012年に今村製陶が手工業デザイナー大治将典を迎え立ち上げた磁器ブランド。
『今』に作る『磁器』を仏教用語の『爾今(じこん)(=今を生きる)』に重ね、さらに『今村家』が作る『磁器』という意味で名付けられました。
天草陶石を使った白磁の技術を活かした、日用の器を作り続けています。