PICK UP ITEM

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〈珠洲のお米〉


~美しく豊かな里山里海~
珠洲市を含む能登地域は、新潟県佐渡市とともに、日本で初めて国連からGIAHS(世界農業遺産)に認定されました。
すばらしい自然環境とそこに寄り添って築いてきた里山里海が世界的に見ても重要であると評価されたのです。
能登の特徴的な景観である棚田やため池は多様な生態系を育み、そこで培われた養分は海に流れ込むことで里海の生き物たちをも育てます。
時には絶滅危惧種であるトキの飛来が見られることもあります。
それほどに生態系が整っていると言えるでしょう。

化学農薬を抑えることで微生物などが繁殖し、鳥が来て害虫を食べる。
生態系を維持するため、減農薬や除草剤の撤廃、植樹など様々な活動が行われています。
そうした活動を続けていくには毎日の地道で途方もないほどの体力仕事が必要です。
大量生産は難しくても、真心込めて作られているお米なのです。

そうして地球や生物のことを考えて作られるお米が、人間の体に良くないわけがありません。

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奥能登粟津のお米

 



〈菊炭〉


能登ではクヌギやナラなどを伐採して炭作りが行われてきました。
近年は燃料としての炭の需要が減少したこともあり、里山は多くの人々にとって価値を失い放棄されています。
全くの大自然とは異なり、里山には独自の生態系があり、維持には人間の介入が不可欠です。
原料となる木を植林し、炭の原料として伐採する。
一連のサイクルをうまく回すことができれば里山を持続可能な環境にすることができ、炭作りはその一助になります。

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菊墨 kikusumi

 

〈組子細工〉


珠洲市近郊の七尾市田鶴浜。木製建具として有名な田鶴浜では、1650年に尾張から指物師を招いたことがきっかけで、組子細工の技法が発達しました。
組子細工は釘を使わず、正確に削り出したパーツを組み合わせることによって様々な模様を作り出す技術です。
精緻で均整の取れた模様は、障子や欄干など採光や風通しが重要な場所に数多く採用されていましたが、和風建築の減少により組子細工の需要も減少。
多くの店舗が廃業を余儀なくされました。
基本的に塗装を行わない無垢の白木の素材感がなんとも優しく、仄かな木の香りに安心感を覚えます。
和のものではありますが、木製でパターン化された模様は普遍性があり、海外のインテリアともよく調和します。

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組子細工のコースター
組子細工の写真立て
組子細工の行灯
組子細工の衝立