oops(ウップス)は、さまざまな生産現場で発生する端切れ・端材・廃棄物などを素材とし、新たなものづくりをするアップサイクルに特化したプロジェクトです。さまざまなメーカーやクリエイターに協力を得ながら心が動くようなプロダクトを発表しています。
「personalize trash cushion」つまり「ゴミ問題を自分ごと化するクッション」
oopsプロジェクトとして、靴下メーカーTAIKOで製造時に出る糸クズを使用し、作られたクッションです。
まず目を引くのは個性的なデザイン!
カラフルな色使いと抽象画のような絶妙なバランス感
クッションには珍しいシースルー素材で中材が透けて見えるのも斬新です。
でもじっくり見ていると、なんだか心に引っかかりが出てきます。
かわいいだけではない、そのピリッとした引っかかりが
このクッション最大の魅力です。
下半分の生地と中材に廃棄予定だった端切れや糸クズが使われています。ファスナー使用なので、カスタマイズやメンテナンスも簡単。好みで糸クズの配置を替えたり、あらたに追加したり、ふんわりと空気を入れてクッション性を復活させることも可能です。
靴下の糸が持つ伸縮性と消臭効果が、生地と中材になることでその特性を遺憾なく発揮しています。
クッション上半分の透明な生地は、髪の毛5分の1ほどの細い繊維で織られた特殊な生地。透明感とずっと撫でていたくなる肌触りの良さが特徴です。繊細ですが強度は十分で、普段使いにまったく問題はありません。
様々な色が入っているので意外と色合わせがしやすく、悪目立ちしすぎない
お部屋のアクセントになってくれます。
もともと個性的なアイテムですが、唯一無二の1点ものというのも魅力的。
自分の感性のままに選んで、そばに置いていただきたいアイテムです。
サイズ:□430×130mm
Ph.D(フッド)
長野県東御市に2016年設立。物や社会の持続可能性にフォーカスしたデザインスタジオ。アップサイクルプロジェクト「oops」を主催。自然豊かな地で世代、国境を超える生活の道具の販売と修理、張り替えを主軸に、今の時代に適した創造の仕組みやアイデアを発信している。