JARAPA COLLECTION
ペルシャ絨毯は、現在のイラン周辺で作られる絨毯の総称。
いかにもペルシャ絨毯といったシルク混の精緻な紋様も、
ざっくりとした温かみが魅力的なギャッベやキリムもペルシャ絨毯です。
イスラム勢力がヨーロッパ南西部にまで進出していた11世紀ごろ、
ペルシャ絨毯の技法が現在のスペインあたりに伝わり
JARAPA(ハラパ)が誕生しました。
スペイン人の感性、文化、風土とペルシャ絨毯が融合し、
暮らしの工芸品として現在に至るまで受け継がれていくことになります。
ハラパは原料にコットンを中心としたリサイクル繊維を使用しています。
現地にて繊維業の製造過程で生まれる切れ端を使用し、
工程の一部を機械化しつつも伝統的な技法でハンドメイドされています。
貴重な原料を無駄にしない生活の知恵であり、
現代で大きな問題になっている環境問題に対して
古くから取り組んでいる取り組みのひとつでもあります。
原料の繊維は染色のし直しをすることなく使用します。
環境負荷の高い染色工程をスキップすることで、
同じデザインでも色合いや風合いは様々。
同じものがひとつとない個性的な一枚が生まれます。
<JARAPAの魅力>
元々は古着やボロ布などを無駄にせず、再利用していたのが始まりとされています。
日本人にはなじみ深い「もったいない」文化がスペインには息づいており、
現在は衣類などファブリック製品を作る際に出る端切れを
繊維状にして横糸の代わりに編み込んでいます。
集められた端切れは、色と品質で分類され繊維状に加工されます。
元はコットンを原料とした高品質な衣類やファブリックの端切れなので、
加工された繊維は肌触りがとても優しく、なめらか。
素材の上質さが、ハラパ独特の心地よい質感につながっています。
ハラパの主な産地であるスペインのムルシア地方は、
年間315日が晴れとなる温暖な気候の場所。
そんな場所で現地の職人たちの感性によって作られるハラパは、
どれも驚くほど表情豊か。
優れたデザインはインテリアとして高い評価を受けています。
ハラパの優れた点は扱いやすさにもあります。
平織りなので畳んだり丸めたりが簡単。
コンパクトに収納できるので、季節ごとの模様替えも気軽に楽しめます。
毛足の長いタイプ、短いタイプで季節ごとに交換したり、
リバーシブルで使えるものは裏返すと色合いが反転し、お部屋の雰囲気が変わります。
また、丸洗いが可能で汚れたときも気軽に洗濯ができるので、
小さなお子様やペットのいるおうちにもおすすめです。
ウッドデッキや芝生、テントの中に敷いてみたりとフレキシブルな利用が可能です。
入荷したハラパはすべてアルテロール製。伝統的で高い技術を持った工房が集まった組合(Artesania Textil de Lorca)の製品で、高い品質と芸術性が保証されています。
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