S&B Coffee Cup＆sauser

一目見てハッとする、絶妙なバランスと色合いがなんとも美しい、有田焼のカップ＆ソーサーです。

フラットなソーサーの中央に小さめのカップがちょこんと乗ったデザインは、彫刻のように完成されたフォルム。 
カラーポーセリンシリーズと銘打たれたコレクションのひとつで、オランダ人デザイナー、Scholten＆Baijings（ショルテン＆バーイングス）によってデザインされています。

有田焼は佐賀県有田町とその周辺地域で製造される磁器の総称。透明感のある白磁とそれに映える鮮やかな絵付け、そして丈夫で耐久性が高いことが特徴です。

カラーポーセリンシリーズもその特徴を踏襲しており、現代的で機能性の高い形と有田特有の色使いを併せ持っています。

このカップ＆ソーサー。見た時に一瞬、何でできているのかわからなくなりませんでしたか？ 私達の見慣れている磁器は全体に釉薬がかかっており、ツヤツヤとした見た目と手触りなのが一般的です。
それに対し、このカップ＆ソーサーは艶消しのマットな見た目と手触り。よく見ると、ソーサーの窪んだ部分とカップの内側（ホワイトはカップ全体）のみ釉薬がかかっています。その他の部分は釉薬がかかっておらず、「磁肌」が見えた状態になっているのです。

彫刻的な見た目でありながら、親しみやすく「手にとってみたい」と思わせるのは、むき出しの磁肌が土の感触を思わせるからかもしれません。

このカップ＆ソーサーの特徴としてもうひとつ。
持ち手には穴がなく、つまむようにしてカップを持ちます。持ちにくそうに思えますが、カップが小さめなので負担にはなりません。
実はこのつまむという所作が、手をとても美しく見せてくれます。楽しいおしゃべりに、つい所作への気遣いを忘れてしまっても、自然と美しい動きに導いてくれる、優れたデザインです。

繊細な見た目ですが、実は電子レンジにも食洗機にも対応しています。「現代的で機能的」、ここにもデザイナーの思いが息づいています。
来客用だけではもったいない！ ぜひ日常的に使ってほしいです。

S&B Coffee Cup＆sauserは、広めのソーサーにちょっとしたお菓子や角砂糖、スプーンを乗せてもかわいくて実用的なのですが、何も乗せない状態にこそハッとするような美しさとバランスがある、そんなカップ＆ソーサーです。

サイズ：［Cup］φ72×H53mm
　　　　［Saucer］φ170×H6mm
容量：170ml

※電子レンジ、食洗機対応

〜・ブランド紹介・〜
＜1616/arita japan（イチロクイチロク）＞
1616年は佐賀県・有田で日本で最初の陶磁器（＝有田焼）が作られたと伝えられる年。その記念すべき年号を冠する1616/arita japanは、柳原照弘氏をクリエイティブディレクターとし、シリーズごとにデザイナーを迎えて、異なるデザインアプローチから新たな解釈の有田焼を発信し続けている。

カラーポーセリンシリーズ
オランダ人デザイナー、Scholten＆Baijings（ショルテン＆バーイングス）が、淡く、はかない日本の伝統色を陶磁器という文脈の中で再解釈したテーブルウェアシリーズ。現代的で機能性の高い形の中に、有田特有の色使いが反映されている。